タコ釣りと激太竿

タコ釣りと激太竿

【1. タコ用の竿は物干しざお!?】

実はタコって身近で釣れる高級魚の一つなんです。

シーズンは夏がメインの釣りで、近場の漁港なんかで釣れちゃいます。

日中は岸壁や岩の隙間、テトラの中などに潜んでますが夜になると結構動き回るので夏の夜なんかにオススメの釣りです。

気を付けなければいけないのは、皆さんご存じの通り「吸盤」です。

巷にあふれている通常の竿で、岸壁に張り付いたタコを上げるのは至難の技。

ですので、タコ釣りで使う竿は「物干しざお」の様に太く硬い竿を使い、

張り付いたタコを引きはがすために写真の「Octopus Hunter」の様な竿を使います。

【2. タコを釣るための仕掛け】

タコを釣るために必要な仕掛けはスピニングリールの5000番程度のリールを使います。

ベイトリールを使う方もいますが今回は初心者でも簡単にタコ釣りができることを伝えたいのでスピニングリールを使います。

タコを抜き上げるにはパワー勝負な場面が多くありますのでPE4~5号のラインを使います。

仕掛けは、タコ用のエギ(餌木)を使います。タコ専用のエギはイカを狙うものとは違い、針は太く、すべて上に向いています。

これは、底を狙うことが基本のタコ釣りでは根掛かりすることが多く、根がかりを回避しつつタコをかけるための専用エギになっています。

ラインの先にエギを取り付け、底まで落とすための「オモリ」を装着し仕掛けの完成です。

【3. タコ釣り開始!】

タコ釣りの基本は、漁港などの岸壁沿いで仕掛けを底まで落とし、チョンチョンするだけです。

具体的には底から10~20cm以内でエギを上下に動かすイメージです。

10~15秒ほどチョンチョンした後は1~2mほど横に移動し、またチョンチョン。

この繰り返しです。

たまに大きくエギを浮かせてみたり、ピタッと止めて誘い方を変えてみるのも効果的です。

【4. タコがかかった!】

タコのアタリは「根掛かりかな?」と思わせるような、タコが抱き着くアタリが多いです。

チョンチョンしていると突然重くなるんですね。

怪しいなと思ったら少しだけ待って思いっきりアワセてみましょう。

少しだけ待つのはタコがエギにしっかり覆いかぶさるのを待つためです。

ここで重要なのは、アワセたら一気に巻き上げることが大事です。

巻き上げるのが遅いとタコが岩などに張り付いてしまい、剝がれにくくなります。

大きいタコになると張り付く力がかなり強いので柔らかい竿だと抜き上げることはまず不可能です。

ですのでパワー勝負の為に激太竿がオススメです。

【5. 釣れたタコは超巨大!!】

抜き上げたタコは2kg前後といったところでしょうか。

かなりデカかったですが使用している「Octopus Hunter」は網を使わず抜き上げることが可能でした。

1投目で釣れる事もあれば歩き回ってようやく釣れる事もあるタコ釣り。

しかし釣れた時の感動は大きく、

タコ特有ののしかかるようなアタリとパワー勝負で一瞬で勝負がつくスリルを味わってしまうと、

もうやめられません。

釣れたタコはお土産に大変喜ばれるかと思います。

休日にご家族、ご友人とタコ釣りに行かれてみるのは如何でしょうか。