足元シーバス泳がせ狙い
【1. 足元のシーバスを狙ってみた】
鰤を釣り上げたあの日から数週間は経っただろうか、あの興奮を味わうために再び泳がせ釣りに挑んだ。
しかしながらそう上手くいかない、餌を付け替えては投げ直しの作業を繰り返したが時間だけが無情に過ぎていく。
今日はダメだと諦め仕掛けを回収し片づけを行っていた。
ふと堤防の足元を覗き込んで見ると大型のシーバスが水面を泳いでいる小魚を捕食しているではないか。
釣り人の性なのだろう、そのような状況に遭遇すると仕掛けを投入してみたくなるものだ。
【2. かかってしまう】
ダメだと思いながらも回収した餌を投入しシーバスが喰いつくのを少し待ってみた。
しかしながらシーバスの姿はなく諦めかけたその瞬間、大きな影が近づき20cm以上あろうコノシロを一口で飲み込んでしまった。
シーバスだ!そう気が付いた瞬間、極靭は大きくしなりシーバスは暴れ堤防の真下へと突っ込んで行く。
【3. 楽に引き上げてしまう】
堤防の真下へと突っ込んでいくシーバスだが極靭の粘り強さにより再度、水面へと浮上して行く。
この真下に突っ込んでは浮上するを2、3回繰り返した後、ほぼリールを巻かずにシーバスを浮上させタモ網へと吸い込まれていった。
この間1分間の出来事だった。そのひと時でまたしても極靭のすごさを目の当たりにした。
【4. 釣れてしまう】
水面近くの激闘だったとはいえランカーサイズの引きに竿の粘り強さだけで耐えしのぐ極靭のすごさに驚かされた。
また極靭を通して泳がせ釣りの楽しさに魅了させてしまった。
その時の運にも左右される釣り方だが、釣れた時の爆発力は凄まじい。
一度味わってみると病みつきになってしまうそれが泳がせ釣りだ。
さぁ次は極靭でどんな大物を釣り上げようか・・・